ベトナムは、インフラ整備と貿易の効率化に積極的に取り組んでおり、注目すべき政策動向を見せています。こうした動きは、輸出国として、また地域の物流拠点として、タイにとっても大きなチャンスとなります。

ベトナムは、インフラ整備と貿易の効率化に積極的に取り組んでおり、注目すべき政策動向を見せています。こうした動きは、輸出国として、また地域の物流拠点として、タイにとっても大きなチャンスとなります。先日、タイ貿易振興局のチャイ・ワチャロン氏が、ベトナム・ハノイにあるタイ大使で、ウラワディー・スリピロム駐ベトナム大使と会談し、経済状況や両国の貿易協力について意見交換を行いました。会談では、畜産品、特に牛肉の輸出が主な議題となりました。タイ側は、牛肉の品質向上に力を入れており、今後はスーパーマーケットやレストラン、ホテルなど、高級志向が高まるベトナム市場への供給拡大を目指すとしています。現在、ベトナムでは他国からの輸入肉が主流ですが、新しい供給先としてタイ産の高品質な牛肉にも関心が集まっています。また、加工農産物についても、ドライフルーツやインスタント食品、調味料などのタイ製品が、特に若年層に人気です。大都市では流通インフラや電子商取引も整っており、こうした製品の市場拡大が期待されています。

さらに、食品のイノベーションにも注目が集まっており、大使は、タイ企業が昆虫タンパク質など、将来的にベトナム市場でも可能性のある代替タンパク製品の輸出を検討することを提案しました。

両国は今後、セミナーやビジネスマッチング、見本市への参加などを通じて、企業同士をつなぐ取り組みを進め、経済協力をさらに強化していく方針です。

 

 

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