タイは、自国の潜在力を活かし、貿易と投資の機会を広げるため、さまざまな国との経済連携を進めています。

タイは、自国の潜在力を活かし、貿易と投資の機会を広げるため、さまざまな国との経済連携を進めています。最近では、アラブ首長国連邦・ドバイ商工会議所のモハメッド・アリ・ラシッド・ルータ会長が、三十社以上・四十人超のビジネス代表団を率いてタイを訪れ、タイ貿易代表部のナリーニー・タベシン総裁と会談しました。

この訪問は「タイへの新地平ロードショー」として実施され、ドバイとタイの経済協力、特に未来産業への投資促進が目的です。会談では、タイの特別経済区や先進的な物流インフラ、アールセップ協定による地域接続性といった強みを紹介し、アジアのデジタルハブとしてのタイの可能性が強調されました。

また、ドバイの投資家が、ヘルステック、アグリテック、グリーンテックなどの分野で、タイの革新的なスタートアップを資金面で支援する可能性についても議論されました。こうした協力を通じて、ドバイをタイとアフリカ・中央アジアをつなぐ「経済の架け橋」として活用する構想も示されました。

特に、ドバイの優れたインフラや物流網を活かし、食品や健康、消費財分野での輸出拠点としての役割が期待されています。また、今後はタイのビジネス関係者をドバイに招待し、現地の投資プロジェクトを視察するほか、貿易・投資のマッチングプラットフォームも設けられる予定です。

このような取り組みは、タイとドバイの民間セクター間での戦略的パートナーシップを具体化する一歩となります。

 

 

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