労働省は、台湾での、タイ人労働者の市場拡大を目指しています。

労働省は、台湾での、タイ人労働者の市場拡大を目指しています。

労働省は、台湾でのタイ人労働者の就労の機会を拡大させるため、

サービス分野に重点を置いて、取り組む方針を明らかにしました。対象となるのは、ムエタイの指導者や通訳など、台湾現地で、需要の高い職業です。ブンソン事務次官は、台北の、タイ貿易、経済、弁事処にて、サン副局長と会談を行い、今後の、タイ人労働者受け入れ拡大について、協議しました。今回の協議では、サービス業への進出を後押しすることで、合法的に海外で働くタイ人の数を増やし、キャリア形成と、収入増加の機会を提供する方針が、確認されました。現在、台湾では、約七万三千人のタイ人労働者が就労しており、多くは、製造業や、建設業で、働いていますが、ホテルスタッフや、ハウスキーパー、マッサージ師といったサービス業の分野では、依然として、人手不足が続いています。こうした業種は現在、許可制となっているため、タイ労働省は、台湾政府に対し、規制緩和を求めています。特に、ムエタイの指導者は、台湾で人気が高く、国内には、百ヶ所以上のボクシングジムがありますが、正式な資格を持つ、指導者は不足しているのが現状となっています。タイ政府は、国家労働、技能基準を導入するなど、技能を公式に認定し、国際的な受け入れを促すことで、ムエタイの指導者の海外就職を後押ししています。また、タイ語通訳の需要にも対応するため、台湾の人材紹介会社へ、台湾に留学するタイ人学生の通訳参加を推奨するとともに、中国語スキルに関する、追加トレーニングも提供する計画です。さらに、台湾での契約が終了したタイ人労働者が、帰国後も、その経験と語学力を生かして、就業できるよう、タイ国内にある台湾企業への就職斡旋も支援する方針です。

 

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