観光スポーツ省は、タイのソフトパワーを活用して高い付加価値の観光を推進しています。観光スポーツ省は、タイのソフトパワーを活用し、チェンマイ県で、創造産業文化および、創造文化観光の開発プロジェクトを実施しています。この事業は、二千二十五年度の年間予算に基づき、国際展示会議センターを会場として、開催され、観光に高い付加価値をつけるべく、実施されました。観光スポーツ省のチャクラポン報道官によりますと、政府は、ソフトパワーの活用をすすめています。とりわけ、観光と文化の振興を、重要政策の一つと位置づけており、観光スポーツ省としては、地域の文化的資源を生かして、コミュニティの持つ潜在力を開花させ、安定的な経済成長につなげたい考えです。また、文化省との連携により、文化観光や、価値ある体験型観光を強化し、消費額の高い、良質な観光客層を呼び込むことで、地域経済への、波及効果を狙っています。特に、チェンマイ県がユネスコ、世界遺産の暫定リストに登録されていることから、その文化的価値を、観光資源として、最大限に生かす方針です。今回の取り組みでは、チェンマイ県のランナー地方の手工芸品に関連する、商品や、サービス、観光地の開発が、主なテーマとなっており、北部地域の経済に、新たな活力を与えることが期待されています。質の高い観光客を引き続き、誘致するための戦略の一環として、地域文化と、観光の融合を図っていきます。さらに、観光スポーツ省は、今後、第二フェーズとして、経済刺激策を継続し、製品開発や、多様な産業分野のサービス向上、さらには、観光分野を含む人材の育成など、国全体の競争力と、持続的な発展を支える取り組みを加速させる構えです。