上半期、東部地域のゴルフ事業は、成長を続けています。韓国、日本、ヨーロッパのビジネスマンも、東部経済回廊地域で、ゴルフをするために飛行機でやって来ます。現在、中東戦争、貿易戦争、アメリカの関税措置など、国内外で、経済減速の要因は、数多くありますが、タイ東部のゴルフ場事業は、それに逆行しています。ゴルフをするために、飛行機で、韓国人、日本人、ヨーロッパ人のビジネスマンも、続々と訪れています。最近、東部ゴルフ場経営者協会会長クントーン会長は、東部地域の、ゴルフ場事業は、これら、さまざまな悪影響を、ほとんど受けておらず、過去六か月間で、十パーセント成長したことを明らかにしました。観光ローシーズンに、観光客の数は、半減するにもかかわらず、外国人ゴルファーは、依然として、東部地域を訪れています。観光ハイシーズンになると、国内外を問わず、ゴルファーは、戻ってくる傾向があり、毎年、いつも、予約でいっぱいになります。今年は、二千二十五年十一月から、二千二十六年二月までの観光ハイシーズンでは、国内市場からの、五十万ラウンドと、韓国、日本、ヨーロッパ、シンガポール、マレーシア、ベトナムなどの国を含む、海外からの、五十万ラウンドに分かれ、合わせて、九十万から、百万ラウンドが、プレイされると予想されています。中国は、減少していますが、それでも、いまだ、中国人ゴルファーは全体の、十パーセント未満を占めています。ヨーロッパからの、ゴルファーは、平均二週間、アジアからは、平均、三泊四日滞在し、ゴルフをプレイします。韓国など、一部の国では、団体としてチャーター便を利用し、食費とホテル代を除き、平均支出額は、一人一日あたり、七千バーツから、八千バーツとなっています。クントーン会長は、今年の経済は、政治的な不確実性もあり、不安定で、いまだ、決定されていないアメリカの相互関税などが、ゴルフ事業に一定の影響を及ぼしていることを認めています。しかし、ゴルフは、より多くのプレーヤーが参加するビジネスであり、プロゴルファー、ビジネスマン、子供、女性、競技大会など、市場は、依然として安定していると語っています。理由として、経済が好調であろうと不調であろうと、ビジネスマンや、富裕層は依然としてゴルフをプレーしており、タイのゴルフコースの費用は、世界的に比べて、そこまで、高くないためです。タイでは、外国人、特に、韓国と日本を対象に、引き続きゴルフ場を利用してもらうよう、さまざまなサービスを展開しています。最近では、タイで、ゴルフをするインド人も増えています。東部地域には、現在二十三ヶ所のゴルフコースがあり、そのいくつかは、外国人にも、売買されています。運営者は、コースを新しく見せるために、改修するなど、事業を拡大させていますが、サービス料は、値上げされていません。これは、政治情勢が、落ち着けば、ゴルフ事業や、観光部門のさらなる振興にも役立つものとしています。東部ゴルフ場経営者協会では、国の収入を増やすため、タイ政府観光庁の政策に沿って、ゴルフを振興しています。ラオス、ベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポールなど、アセアン諸国は、タイに近く、季節を問わず旅行しやすい地域です。こうした国々を対象に、タイではゴルフ観光の誘致をさらに強化していく方針で、これは、タイの観光産業全体の活性化にもつながると期待されています。