タイと日本は、子どもたちの指導向上に向けた協力を強化する方針です。

タイと日本は、子どもたちの指導向上に向けた協力を強化する方針です。ワラウット社会開発人的安全保障大臣は、東京の育成園、高橋園長をはじめとする、日本保育協会の幹部らと面会し、二千二十五年における、児童福祉分野での協力体制について意見を交わしました。タイと日本は、長年にわたり児童福祉の分野で連携してきており、二千十四年には協力に関する覚書を締結しました。その後、二千十八年に覚書の期限が終了し、さらに新型コロナウイルスの影響で活動は、一時停滞していましたが、タイの社会開発人的安全保障省は昨年、新たな協力の再構築に向けた、協議を再開しました。タイの関係者は、日本の至誠学園や、児童養護施設、至誠チャイルドケアセンターを訪問し、現地で研修を受けました。また、日本保育協会の支援のもと、幼児教育に関する、指導マニュアルがタイ語に翻訳され、実際の保育現場で活用されています。さらに、幼児期の人材育成や、子どもの潜在能力の開発を目的とした専門家の派遣、そしてチョンブリ県マプタプット市の幼児発達エクセレンスセンター、プロジェクトへの支援も行われています。ワラウット大臣は、日本の子育てが、成功している背景には、幼少期から、規律を重んじる教育があると述べました。そして、精神面や感情面の発達を重視し、子どもの成長を支える人材の育成が、タイにおいても急務であると強調しています。タイと日本は、子どもたちの健やかな成長と福祉の向上を目指し、今後も多方面で協力を深めていく考えです。

 

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