外国からの投資誘致を推進するタイ政府は、貿易・投資の交渉を積極的に進めています。

外国からの投資誘致を推進するタイ政府は、貿易・投資の交渉を積極的に進めています。

先ごろ、ピチャイ・ナリプタパン商務大臣は、在タイ・ドイツ大使館で開催された「ドイツ・ビジネス・トーク」に出席。ヨーロッパ各国の大使館関係者や、八十人以上のドイツ人ビジネスマンを前に特別スピーチを行いました。

この場でピチャイ大臣は、タイが先端産業の生産拠点として高いポテンシャルを持っていることを強調。また、イーユーの中でもドイツがタイにとって最も重要な貿易相手国であるとし、両国の経済的な結びつきの強さを訴えました。

ピチャイ大臣によりますと、現政権発足からの半年間で、タイの輸出は前年比十二.九パーセント増加。二〇二五年三月には、月間の輸出額が過去最高となる二百九十五億四千八百万ドルを記録しました。また、第一四半期の投資促進申請額は約四千三百十億バーツに達し、前年同期比で九十七パーセントの大幅な伸びを示しています。こうした実績は、タイの産業や製品に対する国際的な信頼と期待の表れだとしています。

さらに、エネルギーを含むインフラの安定性や充実した設備も、タイへの投資拡大を後押ししています。特に、自動車、機械工学、電子回路基板、データセンター分野など、革新的な技術を活用する産業は、大きな成長が見込まれています。

タイ政府は、ドイツをはじめとする欧州企業のさらなる進出を歓迎しており、今年初めに結ばれたイーエフティーエーとの自由貿易協定に続き、イーユーとのエフティーエー交渉にも積極的に取り組んでいます。タイとドイツ、さらにはイーユー全体との経済関係は、今後さらに深化し、新たなビジネス機会の創出が期待されています。

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